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2020.10.21
不動産コラム
空き家やご実家を売却しようとお考えの方は、売却価格の相場をご存じでしょうか。
住宅の売却をお考えの人なら、売却をご検討中の住宅がいくらで売れるのか気になりますよね。
売却価格を把握できれば資金計画が立てやすく、安心して売却できるでしょう。
本記事では、住宅の売却価格の相場、売却価格の調べ方をご紹介します。
□住宅の売却価格の相場は築年数と立地によって変わる
家の価値を算出する際に影響が大きいのが築年数と立地です。
この2つの観点から売却価格の相場についてご紹介します。
まずは築年数の観点から売却相場を見ていきましょう。
住宅は築10年までは相場の下落スピードが早く、一般的には新築価格の半分まで相場が落ちてしまいます。
そのため、築10年以内の住宅を売却予定の方は、1年ごとに売却価格が大きく変化するため、できるだけ早めの決断が大切と言えるでしょう。
そして、築10年を過ぎた住宅の売却相場の下落速度は少しなだらかになり、築15年では新築価格の約3割、築20年では約2割まで下がると言われています。
基本的に木造建築の戸建ては耐用年数が22年であるため、戸建ての価値の限界は築20年が1つの目安というのを参考にしてみてください。
次に、立地の観点から売却相場をご紹介します。
土地の需要は人口推移が大きく影響し、人口の多い都市圏は地価が上がり、人口の少ない地域では地価は下がる傾向があります。
具体例としては、東京の平均価格は4510万円ですが、奈良県の平均価格は1611万円と大きな違いがあります。
□住宅の売却価格の調べ方について
上記では、築年数と立地の違いから住宅の売却価格の相場についてご紹介しましたが、その他にも面積や間取りなどから築年数と立地が同じでも売却価格が大きく異なります。
そこで次に、売りたい住宅の相場を調べる方法についてご紹介します。
様々な調べ方がありますが、今回はその中でもREINS(レインズ)や土地総合情報システムを利用する方法を見ていきましょう。
REINSは、過去の成約事例をまとめたもので、地域を指定すると直近1年間の取引価格がグラフで表示されます。
その地域ではどのくらいの取引価格か調べられたら、地域の詳細や駅までの距離など、より細かい条件を追加して相場を調べていきましょう。
土地総合情報システムは、過去5年間の成約事例を間取り別や構造別に調べることが可能で、成約された物件のデータが個別で表示されます。
□古い家でも売れる方法とは?
住宅の売却をご検討中の方の中で、築20年以上の住宅を売却したい方もいらっしゃると思います。
そのような方のために、ここからは築年数の古い住宅でも売れる方法を3つご紹介します。
住宅が古くて不安に思われている方は、ぜひこれらの方法を参考にしてみてください。
1つ目は、住宅を古家付きの土地として売ることです。
古家を売るためには多くの買い手の方に興味を持ってもらうことが大切です。
古家付きの住宅として売り出すことで売買契約後にも更地にできるため、戸建てを買いたい方と、更地を買いたい方の2つの層から興味を持ってもらえるでしょう。
しかし、この売却方法にはデメリットもあります。
この売却方法のデメリットは、解体費用分が売却価格から引かれる可能性があることです。
更地として購入される場合は、解体費用として売却価格から100万円ほど引かれる可能性があるため、注意してください。
2つ目は、古家を更地として売ることです。
更地として売ることで買い手が解体をする手間が省けるため、買われやすくなります。
また、購入がすぐにされない場合でも、維持管理費がかかりません。
そのため、早く売らなければならないという心理的な焦りが軽減されるでしょう。
この売却方法のデメリットは、解体費用や工事の手間がかかることと、固定資産税が家付きの土地と比べて最大6倍になることです。
解体費用は約100〜200万円程度かかり、売れるかわからない段階で大金を用いて更地にすることはかなりリスクが大きいでしょう。
3つ目は、リフォームして売ることです。
買い手が見つからない場合でも、ご自身で住み続けられます。
リフォームをすることで建物自体の価値が高まり、より高額売却が実現できるでしょう。
この売却方法のデメリットは、リフォーム費用がかかることと、リフォームの内容によっては反対に買い手の層を失うことです。
リフォームには数百万円というまとまった金額が必要であり、支払ったリフォーム費用以上に高く売れることは残念ながら稀です。
また、ご自身の好みでリフォームをしてしまうと買い手の趣味に合わない場合があり、売却のチャンスを逃しかねません。
□まとめ
本記事では、空き家やご実家の売却をご検討中の方に向けて住宅の売却相場をご紹介しました。
本記事を通して、ご自身の売却予定の住宅の市場価格を見極め、上手に売却してください。
また、当社は米子市で不動産業者として活動しているため、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
2020.10.14
不動産コラム
空き家をそのままご自身の所有物として保持しておこうとお考えの方は、空き家を維持するために必要な費用についてご存じでしょうか。
誰も住んでいない空き家だからといって、何もせず放置しておくわけにはいきません。
そこで今回は、空き家の維持費用と費用に関する注意点をご紹介します。
□空き家の維持費用について
空き家をお持ちの方の中には、維持費用がどれほどかかるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで空き家の維持費用について、3つに分けてご紹介します。
1つ目は固定資産税です。
固定資産税は、空き家に住んでいなくても払う必要があるため注意しましょう。
固定資産税とは、住宅の所在する自治体が所有者に課す税金のことで、税率は各自治体によって異なりますが、一般的には不動産の固定資産税評価額の1.4パーセントです。
また、固定資産税評価額は役所から送付される納税通知書などで確認できるため、しっかりと確認しておきましょう。
2つ目は都市計画税です。
都市計画法によって、市街区域に所在する土地や建物の所有者は支払う必要があります。
市街区域とは、市街が既に形成されている地域や、将来市街化が計画されている地域のことで、これも各自治体によって税率は異なりますが、一般的には固定資産税評価額の0.3パーセントです。
ご自身が今お持ちになっている空き家が都市計画区域に属しているかどうかは、所在する自治体に確認してみましょう。
3つ目は火災保険です。
火災保険の費用は保険会社、保険のプラン、住宅の構造、立地、築年数によって異なりますが、一般的には年間数万円〜数十万円です。
詳しい料金については、ご自身が加入している保険会社の方に聞いてみてください。
□維持費の中で見落としやすいものについて
上記では、皆さんが気がつきやすいものをご紹介しましたが、ここからは気がつきにくいものを3つご紹介します。
これからご紹介するものはなかなか気がつきにくいものですが、必要な費用になってくるためしっかり確認しておきましょう。
*清掃費について
まずは、清掃費です。
「空き家は人が住んでいないため、汚れないのでは」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。
住宅の清潔さは住宅そのものの価値に直結するため、清掃をしなければ価値は下がってしまうでしょう。
特に、庭や家の周りに植物を植えている方は、近隣の方への迷惑にもなりかねないため、定期的に手入れするようにしましょう。
*修繕費について
建物の修繕費もかかる場合があります。
建物は人工のものであるため、当然経年劣化が生じます。
特に木造建築の住宅は経年劣化による外観の劣化が激しく、そのまま放置しておくと雨漏りしてしまったり、外壁塗装が剥がれてしまったりするなど、さまざまな被害が出てしまう恐れがあります。
そのため、年間で数万円、築年数などによって劣化が激しい場合は数十万円程度の修繕費が必要となるでしょう。
*光熱費について
さらに、光熱費についても把握しておきましょう。
光熱費などは、空き家であっても契約を打ち切らなければ基本料金が発生し続けてしまいます。
1回ごとの金額は少額ですが、積み重なると大きな出費となってしまうため、空き家を使用しない方や売却を決めた方はすぐに契約を打ち切りましょう。
□空き家を放置するデメリットとは?
空き家をお持ちの方は、放置しようか、移住しようか、売却しようか悩まれているのではないでしょうか。
しかし、空き家を放置してしまうと様々なデメリットが生じます。
では、一体どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
1つ目は、資産価値の低下です。
老朽化の進んだ住宅は資産価値が大幅に下がってしまいます。
そのため、売却する際にかなり価格が下がってしまったり、なかなか買い手が見つからなかったりする可能性があります。
同じ築年数であっても、人が住み続けた住宅と放置され続けた住宅とでは、資産価値に大きな差が生まれてしまうことに注意しましょう。
2つ目は、近隣トラブルが起きる可能性があることです。
前述のとおり空き家を放置し、植木などの伐採や清掃を定期的に行わなかった場合、植木が近隣住宅に侵入してしまうことがあります。
また、異臭問題が発生したり、外観を損ねたりするなどの理由から近隣トラブルが発生してしまうことがあります。
空き家はご自身の問題だけではなく、近隣の方の迷惑にもなりかねないということに注意しましょう。
3つ目は、維持費が高いということです。
前述のとおり、空き家を適切に維持するためには維持費用がかかり、この維持費用が使わない住宅のためにかかる費用であると考えるとかなり高額であると言えます。
そのため、空き家の使い道がわからない方や維持費を払うのが厳しい方は売却することをおすすめします。
□まとめ
今回は、空き家の維持費用と空き家を放置することのデメリットについてご紹介しました。
空き家は特別な理由がなければ、ただ放置するのではなく、売却をして他の方に有効活用してもらう方が良いでしょう。
当社は米子市で不動産業者として活動しているので、何か分からないことやお悩みがある方はお気軽にご相談ください。
2020.10.07
不動産コラム
空き家をお持ちの皆さん、空き家を相続するメリットとデメリットをご存じでしょうか。
「空き家を相続したけど、売却するか悩んでいる」という方もいらっしゃると思います。
そこで本記事では、空き家を相続するメリットとデメリットについて米子市で不動産業者として活動している当社がご紹介します。
□空き家を相続するメリットについて
まずは、空き家を相続するメリットについて、そのままご自身で保有される場合と、賃貸として貸し出す場合に分けてご紹介します。
まず、ご自身で保有される場合は、いつでもすぐ戻れるという安心感のある場所ができることです。
相続される空き家は皆さんのご両親や親戚の方の住宅であることが多いと思いますが、そのような親しい方の住宅は皆さんにとってもなじみ深く安心感のある住宅なのではありませんか。
そのような安心感のある住宅を求める方は、空き家をそのままご自身の手で保有される方が良いでしょう。
また、不動産としての資産を保有し続けたい方もご自身で保有される方が良いでしょう。
住宅は購入時にかなりの金額を払うように、売却時にも定期的なメンテナンスを怠らず行っていればかなりの金額を受け取られる場合が多いです。
そのため、お金が必要になった時に売却したいという方や、情勢として不動産の価値が高くなった時に売却したいという方は、ご自身の手で保有される方が良いでしょう。
次に、空き家を賃貸として貸し出す場合は、家賃収入が得られることがメリットとして挙げられます。
そのため、立地条件や住宅の劣化状態が良く、居住希望者の見込みがある空き家を相続した方は賃貸として貸し出した方が良いでしょう。
□空き家を相続するデメリットについて
次に、空き家を相続することによるデメリットについてご紹介します。
空き家を相続することのデメリットとして、維持費用を支払わなければならないことです。
具体的には、空き家を相続するには固定資産税や、都市計画税、火災保険の保険料、定期的なメンテナンス費用などを支払わなければなりません。
そして本記事では、定期的なメンテナンスを行わなかった場合、つまり空き家を放置した場合のデメリットについても2つご紹介します。
*資産価値が下がる
1つ目は、相続した空き家の不動産としての資産価値が下がることです。
住宅は人が住んでいなければ老朽化し劣化が急速に進むため、そのまま放置しておくと資産価値は下がります。
そのため、空き家を資産価値として保有する方も、放置をしてしまうと売却をされる頃にはその空き家には価値がない、ということも起こりえてしまいます。
*周囲の外観を損ねてしまうことや治安を悪化させてしまう。
2つ目は、周囲の外観を損ねてしまうことや、治安を悪化させてしまうことで近隣にお住まいの方へ迷惑がかかってしまうことです。
無人となった空き家は、敷地内にゴミや廃棄物が不法投棄されることがあり、外観がとても悪くなってしまい、近隣の方への迷惑になってしまうことがあります。
また、防犯防災機能が低下した空き家は少年犯罪の助長につながる危険性があるため、空き家を相続される方は、最低限の空き家のメンテナンスは行いましょう。
□空き家を売却するメリットについて
では、空き家を売却することで得られるメリットとはなんでしょうか。
本記事では2つご紹介します。
1つ目は、維持費がかからなくなることです。
上記のデメリットは全て維持費の支払いが関連しており、それほど空き家の維持費は所有者にとって金額的なもの面もですが、精神的な面でも負担が大きいものと言えるのではないでしょうか。
確かに、特に住むわけでもないのに年間数万円、数十万円を支払うのはつらいですよね。
そのような維持費を支払わなくても良いのはかなり大きなメリットと言えるでしょう。
2つ目は、住宅の不動産としても価値が高い状態で売れることです。
住宅は基本的に似たような外観や設備であれば築年数の浅い住宅が好まれやすいです。
そのため、定期的なメンテナンスを行っていた住宅であれば、相続した瞬間が一番築年数が浅く、状態の良い住宅であることが多いです。
しかし、「相続する際に定期的なメンテナンス、リフォームを行うことで住宅の状態は回復、維持されるのではないか」とお思いの方もいらっしゃるかもしれません。
確かに、定期的なメンテナンスやリフォームをすることで住宅が劣化していた場合は状態が良くなりますが、定期的なメンテナンスやリフォームとは劣化状態を修復するものであり、状態を新築の時よりよくするものではありません。
そのため、もしリフォームなどをするのであれば、売却価格の違いを考慮したうで検討しましょう。
□まとめ
本記事では空き家を相続するメリットとデメリットについてご紹介しました。
空き家の相続をされるのであれば、定期的なメンテナンスはぜひ行ってください。
売却される方は、できるだけ早めに決断できると良いでしょう。
当社は米子市で不動産会社として活動しているため、ご興味のある方はお気軽にご相談ください。
2020.09.28
不動産コラム
米子市在住の方で、実家の売却を検討していらっしゃる方はいませんか。
実家を売却するときには、片付けを含めて、売却前に行うことがいくつかあります。
そこで今回は、実家の売却の前に行うことと、片付けのポイントについて紹介します。
□実家を売却するときに行うこと
まず初めに、実家を売却するときには、5つのことを行う必要があります。
1つ目は、遺言書の確認です。
被相続人が亡くなり、死亡届が出された場合、まず初めに、遺言書を確認するようにしましょう。
遺言書には効力があり、遺産の取り分や遺産の分割方法、相続権の廃止などの内容が書かれています。
遺言書の内容に従って進めていく必要があるため、しっかり確認しましょう。
2つ目は、実家の名義を自分に変えることです。
実家を売却するためには、名義を自分に変える必要があります。
名義は、被相続人が亡くなったからといって、自動的に変更されません。
司法書士に相談して進めていくと良いでしょう。
3つ目は、内覧に向けて実家を片付けることです。
実家を売るためには、購入検討者は内覧に来るため、実家が利用できる状態になっている必要があります。
そのため、あらかじめ綺麗にしておきましょう。
片付けについてはこの後詳しく説明していきます。
4つ目は、隣家との境界線を確定させることです。
古い実家の場合、隣家との境界線が曖昧になっていることがよくあります。
曖昧な状態で引き渡しを行うと、買い手と近所の方がトラブルに発展する可能性があるため注意しましょう。
確定測量士に依頼して、隣家との立ち合いのもと、境界線をはっきりすることをおすすめします。
5つ目は、すぐに不動産会社に依頼することです。
実家を空き家の状態にしておくと、税金が課せられたり、異臭や害虫などが原因の近隣トラブルに巻き込まれたりします。
時間が経つにつれて不動産の価値も落ちていくため、売却することを決めたら、不動産会社に連絡を取るようにしましょう。
□片付けのときのポイントについて
実家を売却するときに、片付けをする必要があることを紹介しましたが、続いては、その4つのポイントについて紹介します。
*片付けのスケジュールを立てる
片付けを行うときは、まず初めに、スケジュールを立てることから始めましょう。
このときには、「どの部屋から片付けるか」「どの日に行うか」などを決めます。
なんとなく始めてしまうと、ゴミの回収日と合わなくなる場合や、途中でやめてしまう可能性があるでしょう。
計画を立てることは面倒だと思いますが、立てておくとスムーズに進められるためおすすめです。
*処分するものを把握する
自分だけで片付けを行う場合は大丈夫ですが、協力してもらう場合は処分するものをお互いに把握しておく必要があります。
自分の大切なものを捨てられるのも嫌ですし、相手の大切なものを捨ててしまうと、トラブルになる可能性があるため注意が必要です。
残しておきたいものや、不用品の処分にかかる費用を誰が負担するのか、事前に決めておきましょう。
*家具や家電の処分方法を知っておく
家具や家電の処分方法は、住んでいる地区によって変わってきます。
自分の地区が、いつゴミを回収に来るのか、どのような手続きが必要なのかを事前に知っておくと、それに合わせて作業が進められます。
また、まだ使用可能な場合は、リサイクルショップや買取業者に依頼して、回収してもらうと良いでしょう。
仏壇や神棚のしきたりには注意する必要があります。
信仰している宗教によっては、儀式が必要も場合があるため適切な形で処分するようにしましょう。
*遺品業者や引っ越し業者への依頼を検討する
実家のものを全部片付けるとなると、1人で行うのが難しい場合があるでしょう。
そういった場合、業者に依頼するとスムーズに進められます。
早めに作業を終わらすためにも、依頼を検討しましょう。
□空き家の実家を管理するデメリットについて
実家を売却する前提で話を進めてきたのは、空き家にしておくと起こるデメリットがあるからです。
そのデメリットを3つ紹介します。
以下のデメリットを事前に把握しておき、空き家についての扱いを考えるようにしましょう。
1つ目は、固定資産税を払う必要があることです。
固定資産税は、実家を所有する限り、使うかどうかに関わらず、払い続ける費用です。
また、火災保険にも加入している場合はその費用も払っていく必要があり、年間で考えた場合は費用が大きく膨らむでしょう。
2つ目は、維持管理費がかかることです。
たまに実家を使用するからといって、水道や電気を契約している状態だと、費用がさらにかかります。
使わない場合でも、基本料金がかかるため注意する必要しましょう。
3つ目は、防犯面や火災の心配があることです。
空き家だとわかると、不審者が侵入するケースがあります。
また、草木が生い茂り、火災を引き起こす原因になる場合もあります。
□まとめ
今回は、実家を売却する前に行うことと、片付けのポイントについて紹介しました。
実家の売却を行う経験が少ないため、売却前に行うことは丁寧に確認しながら行う必要があります。
また、片付けは多くの時間が必要であるため、計画的に進められるようにしましょう。
米子市にお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2020.09.21
不動産コラム
米子市在住で、空き家の売却を考えていらっしゃる方はいませんか。
多くの方にとって、空き家の売却は何回も行うことではなく、わからないことが多いでしょう。
そこで今回は、空き家の売却方法と売らない場合の問題を紹介します。
□空き家の売却方法について
まず初めに、空き家を売却する方法は2つあります。
*中古戸建として売却する
中古戸建での売却とは、空き家をそのまま売却することです。
この方法で売却するメリットとしては、費用や手間があまりかからないことが挙げられるでしょう。
購入者が住みやすい環境にするためのリフォーム費用、建て替えをするための解体費用や造成費用などは買主が負担します。
「中古戸建を買ってくれる人がいるのか」と心配になる方がいらっしゃると思います。
その点に関しては、最近の古民家ブームの広まりや、古いものと新しいものをリフォームによって組み合わせたい人がいるため、安心して売却できるでしょう。
ただし、日頃からの丁寧な手入れや老朽対策をしていない場合は、すぐには売れないこともあるため注意が必要です。
*更地にして売却する
空き家を売却する2つ目の方法は、更地にして売却する方法です。
更地にすることによって、買い手の好きなように土地を利用できるため、人気があります。
また、建物に欠陥があった場合は売り手が責任を負いますが、更地にする場合はその心配はありません。
ただし、更地にして売却する場合、建物の解体費用は売り手が負担するため、注意しましょう。
一般的に、更地にするかどうかは、築年数で決めます。
築20年以下の場合は中古戸建として売却し、築20年以上の場合は更地で売却すると良いでしょう。
□空き家を維持するときにかかる費用について
空き家を売却しないで所持している場合、いくつかの費用がかかってくるため、それらを紹介します。
*税金がかかる
たとえ空き家に住んでいなかったとしても、税金がかかります。
この税金には、固定資産税や都市計画税などがあります。
人が住んでいるかによって、金額が変わるわけではないことを覚えておきましょう。
年間で考えると、数万円から十数万円程度かかります。
*火災保険がかかる
これは、任意で加入する保険ですが、入っている方が多いです。
入る理由としては、誰も住んでいない場合でも、火災が起こる可能性があるからです。
空き家を狙った放火犯による火災や、漏電による火災が原因としては多いですね。
保険会社によって、空き家の火災保険は、通常の火災保険と異なる場合があります。
加入している、もしくは検討している保険会社と内容を確認するようにしましょう。
*光熱費がかかる
「月に1回掃除をしにいく」「たまに親戚と集まるときに空き家を利用する」と考えて、電気や水道を解約しない人がたまにおられます。
電気料金や水道料金は、使った分だけでなく、基本料金があります。
日常的に使用する場合と比べると安いですが、ほとんど使わないのにもかかわらず費用がとられていきます。
これも空き家にかかる費用として挙げられるでしょう。
*修繕費用がかかる
一戸建ての空き家を所有している場合、修繕費用がかかります。
修繕費用途は、庭の草刈りの費用や、壊れた箇所の修理費用などが挙げられます。
庭の手入れをしていない場合、蜘蛛の巣や蜂の巣が作られやすくなり、家の価値が低下していきます。
自力で修繕を行っても良いですが、手入れのために、多くの労力がかかることを頭に入れておきましょう。
また、壊れた箇所の修理を行わない場合、空き家が売れなくなっていきます。
なぜなら、雨漏りや外壁の痛みによって目に見えるカビだけでなく、壁の内部に水が浸透し、柱や基礎にも影響を及ぼす場合があるからです。
□空き家を放置したときに起こる問題について
空き家を放置した場合、上に記載した費用以外にも、別の問題が生じます。
まず、資産価値が低下することが挙げられます。
家は、手入れをしなかった場合、急速に老朽化が進みます。
老朽化が大きく進んでしまった場合、とても安い価格で売却するか、解体する必要があります。
早めに売っていれば負担する必要のない費用も、放置していたために負担してしまうことがないようにしましょう。
次に、近隣トラブルにつながる可能性があることが挙げられます。
トラブルの原因となるのは、「周辺の景観が悪くなる」「不審者が出入りする」「匂いがひどい」などがあります。
それだけでなく、庭の手入れをしっかり行わなかった場合に起こる、「庭木が隣の家の敷地まで浸食する」「蜂や獣の害獣被害の恐れがある」などもあります。
空き家を放置することによって、多くのトラブルが引き起こされることがあることを覚えておきましょう。
□まとめ
今回は、空き家の売却方法と、放置したときに発生する費用や問題について紹介しました。
売却の手続きが面倒だから後回しにする、といった考えを持っている場合、多くの費用がかかり、トラブルも発生する可能性があります。
早め早めに必要な手続きがおすすめです。
米子市にお住まいの方はぜひ参考にしてみてください。
2020.09.14
不動産コラム
「実家の売却に、税金ってどのくらいかかるのかわからない」と悩んでいらっしゃる方はいませんか。
実家の売却は経験が少なく、さらに税金の話になるとよく分からないという方が多いでしょう。
そこで今回は、実家の売却に関わる税金について、米子市の不動産会社が紹介します。
□不動産売却に関わる税金について
実家を含めた不動産の売却には、税金がかかります。
その税金の種類を紹介します。
*印紙税について
まず初めに、印紙税がかかります。
この税金は、売買契約書に印紙を貼って納める税金のことです。
これは、経済的取引に関連して作成される契約書や領収書に課税されます。
税金の金額は、契約金額によって変わってくるため、注意しましょう。
500〜1000万円以下の契約の場合、印紙税は1万円です。
1000〜5000万円以下の契約では、2万円かかります。
行う契約の金額を参照するようにしましょう。
*譲渡所得課税について
この税金は、売却益に課税され、所得税や住民税があります。
不動産を売却したときに、利益が出た場合、譲渡所得税の課税対象になります。
利益が出たかどうかは、売却価格から取得費と譲渡費用を差し引き、正の値だった場合は利益が出ていると分かります。
その計算をして、課税対象かどうかを知りましょう。
取得費には、購入価格や、購入時にかかった仲介手数料や印紙代などが含まれます。
一方、譲渡費用には、売却にかかった仲介手数料や印紙代などが含まれます。
また、保有期間によって、譲渡所得課税の税率が変わるため、注意が必要しましょう。
保有期間が5年を越す場合、所得税は15パーセント、住民税は5パーセント課せられるのに対し、5年以下の場合は、所得税は30パーセント、住民税は9パーセント課せられます。
□特別控除について
不動産の売却には、マイホームを売却した場合、譲渡所得から3000万円を控除できる特例があります。
控除を利用しない場合は、譲渡所得に税率を乗じて出た数値が譲渡所得課税であるのに対し、控除を利用する場合は、譲渡所得から3000万円を差し引いた値に税率を乗じて出た数字が譲渡所得課税になります。
譲渡所得が3000万円以下の場合、所得税と住民税は課税されません。
売却の翌年に、譲渡所得課税の有無にかかわらず確定申告を忘れないようにしましょう。
ただし、この控除を受けるためには、条件を満たす必要があります。
「マイホームに住まなくなってから3年以内」「売り手と買い手が親子や親戚などの特別な関係でない」「売るまで、その他の土地を活用して利益を得ていない」などがあります。
また、この特例を利用してから、2年間は受けられないことにも注意しておきましょう。
この控除制度は空き家の売却にも適用できます。
この特例については、条件や金額など、詳しく知る必要があるため、税務署や税理士に相談すると良いでしょう。
□家売却での税金の注意点について
不動産を売却したときに、いくつかの税金がかかることがわかったと思います。
次に、4つの注意点について紹介します。
1つ目は、新居購入時の住宅ローン減税と売却時の特例は併用できないことです。
上に記載した3000万円の特別控除以外にも、特定の居住用財産の買換え特例や軽減税率の特例などがありますが、併用できません。
いくつかの特例を検討している方は、シミュレーションをして、得になる方を選ぶようにしましょう。
2つ目は、税金以外にも支払う費用があることです。
家を売却するときには、税金以外にも不動産会社に支払う手数料がかかります。
一般的には、不動産の売却価格の3〜4パーセントと言われています。
その他にも、ハウスクリーニング費用や契約書の発行費用、解体費用などがあることを覚えておきましょう。
ハウスクリーニング費用は、部屋が狭く人が住んでいない場合の方が安くなります。
空室時に比べて、居住時の場合は、20〜30パーセント多く費用がかかります。
解体費用は家の構造や建材によって費用が変わってくるため、注意しましょう。
3つ目は、確定申告をすることです。
特例のところでも紹介したように、家を売却した場合は確定申告を忘れず行いましょう。
申告をするためには、確定申告書と譲渡所得税の内訳が必要で、税務署で貰うか、ネットでダウンロードができます。
書き方に関しても、国税庁のホームページを参考にして行うと良いでしょう。
4つ目は、取得費用が不明な場合の計算方法です。
譲渡所得課税を算出するためには、取得費用が大事な項目としてあります。
ただ、親が家をいくらで購入したのかわからない場合もあるでしょう。
そのときは、売却額の5パーセントを取得費用として計算を行います。
例えば、実家を4000万円で売却する場合、取得費用は200万円となります。
□まとめ
今回は、実家の売却に関わる税金について紹介しました。
売却をするときには、どのような種類の税金や特例があるのかお分かりになったと思います。
できるだけ費用を抑えられるように、税金の仕組みを知っていきましょう。
米子市にお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2020.09.07
不動産コラム
米子市在住の方で、「実家を売却したいけれど、どのように進めていけば良いのかわからない」と悩んでいらっしゃる方はいませんか。
実家の売却の流れは、馴染みのない作業であるため、最初のステップからわからない方が多いと思います。
そこで今回は、実家の売却の流れと期間について紹介します。
□実家の売却の流れについて
実家の売却には、大きく4つのステップがあります。
*相続登記を行う
まず初めに、相続登記を行う必要があります。
相続登記とは、実家の所有者の名義を、親から自分の名前に変更することです。
これは登録期間が定められているわけではありませんが、行わないと売却した後に不動産の所持者の権利関係をめぐってトラブルに発展する可能性があります。
トラブルにならないためにも、最初に行うようにしましょう。
*不動産の売却を依頼する業者を決める
実家を売却する場合、自分の力で行わず、不動産会社に依頼するようにしましょう。
依頼するメリットとしては、「専門家の知見やアドバイスによって、不安を解消できる」「トラブルに巻き込まれにくくなる」などがあります。
後者に関して、実家の売却においては大きな金額が動くためトラブルに発展しやすいです。
契約内容と少し違っていたり、少しの判断ミスをしたりすることで、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるからです。
その点、不動産会社に依頼することによって、トラブルになる可能性を大きく減らせるということを覚えておきましょう。
*実家を売りに出して買い取ってもらう
業者を決めたら、仲介契約を行い、実家を売りに出します。
ここでの注意事項としては、契約書の内容を確認することです。
契約書には、売却活動の条件や、売却した際の報酬金額など、様々な情報が記載されています。
しっかり確認しないと、後から文句を言ったとしても通用しない可能性が高いため注意しましょう。
実家の購入を検討する人がいた場合は、内覧をしてもらいます。
このときに、部屋が汚かったり壁に汚れがあったりすると、買い手が買う気をなくしてしまう可能性があるため、きれいにしておきましょう。
また、ご近所との関係も大切です。
関係の悪いところの引っ越しをすることに抵抗がある方もいるため、内覧をきっかけにして、良い関係を築くようにすると良いでしょう。
*物件の引き渡しを行う
最後に、購入者に物件の引き渡しを行います。
このときに、必要に応じて、鍵や家の備品を購入者に渡します。
また、登記を行う必要があります。
登記を行うことによって、所有権が移転するため、最後に行うようにしましょう。
以上の4つのステップで、実家を売却できます。
□実家の売却にかかる期間について
実家の売却にかかる期間は、おおよそ4〜6ヶ月といわれています。
もちろん、家の状態や立地条件によって、もっと早くなる場合も、反対に遅くなる場合もあります。
どのステップで、どのくらいの期間を要するのかについて説明していきます。
相続登記は、10日間ほどでできます。
ただし、戸籍謄本や遺産分割協議書など、多くの書類を揃える必要があります。
登記の申請をしてからは、10日程度でできるため、あまり時間はかかりません。
次に、不動産会社を決める作業には、2週間〜1ヶ月程度かかります。
不動産を選ぶ時には、実績があり、安心できる会社かどうかを考えていく必要があります。
そして、売り出し出してから買い手がつくまでに、3〜5ヶ月かかります。
この期間が売却活動にかかる期間として最も長くかかるでしょう。
売り出しを始めたら、不動産会社が宣伝を行ってくれます。
その結果、内覧したい人が見つかれば、日程を調整して、内覧をしてもらいます。
1〜3月、9〜11月には、入学式や転勤などと重なるため購入希望者が早めに見つかりやすいと言われています。
この期間に合わせて売却活動を始めると、期間が短くなるでしょう。
最後に、契約してから引き渡しに、2週間〜1ヶ月程度かかります。
これには、買い手のローン審査の期間も含むため、少し長くかかります。
この審査が通ってから、契約に移っていきます。
□実家売却における注意点について
実家売却における注意点を2つ紹介します。
1つ目は、最初に大まかなスケジュールを立てることです。
故人が亡くなった、という理由で実家を売却する場合は、相続税をどうしていくのか、遺品整理の時期はどうするのか、などを最初に決めると良いでしょう。
そうすることによって、いつ頃、実家の売却活動を初めていけばスムーズにいくかわかります。
2つ目は、空き家の状態を避けることです。
実家を空き家で放置している場合、固定資産税がかかったり、放火・不法投棄の場所になったりする場合があります。
売却すると決めたら、早めに行うようにしましょう。
□まとめ
今回は、実家を売却するときの手順と期間について紹介しました。
実家の売却において、わからないことが多いと思います。
そんな時には、不動産会社に質問をして、不安をなくした状態で売却できるようにしましょう。
米子市にお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてください。
2020.08.28
不動産コラム
米子市在住の方で、空き家の売却を検討していらっしゃる方はいませんか。
多くの方にとって、空き家の売却は経験したことがなく、どのような方法があるのかわからないと思います。
そこで今回は、空き家の売却方法について紹介します。
□空き家の売却方法について
空き家を売却する方法としては、主に2つ挙げられます。
1つ目は、古家付きの土地で売却する方法です。
この方法は、漢字からわかるように、建物と土地を売却する方法です。
解体費用をかけることなく販売できるため、高く売れるでしょう。
最近では、新たな一軒家を買うのではなく、リフォームをして自分の家にしたいと考えている買い手が多くいるため、条件が合えば人気になるでしょう。
需要のある場所ならすぐに買い手が見つかる一方、需要がない場所だと家の状態によっていつごろ売れるのかがわかりにくいというデメリットが考えられます。
また、いたずらによって家の中のものが壊されたり、誰かに入られたりというリスクも伴うでしょう。
売却活動をしている際においても、管理を怠らないことが重要です。
2つ目は、更地にして売却する方法です。
これは、土地だけを売却する方法です。
買い手にとっては、解体費用を払うことなく新築が建てられるため、買主が見つかりやすいでしょう。
また、空き家のまま放置しておくと、近所トラブルや犯罪に巻き込まれる心配がありません。
土地を更地にするには、多額の費用がかかることに頭に入れておく必要があります。
解体費用に加えて、土地の固定資産税もかかってくるため、費用は多くかかります。
上記の2つの方法において、期間を短くしたい場合は、不動産会社を利用すると良いでしょう。
一般的に、自力で家や土地を売る場合、3〜6ヶ月程度かかります。
しかし、不動産会社に依頼して行う場合、1〜2ヶ月程度で完了します。
「時間が取れない」「多くの作業を自力で行うことが嫌だ」と考えていらっしゃる方は、不動産会社を通して行うことをお勧めします。
□古家付きの土地の売却について
古家付き土地を売却するメリットとデメリットを紹介していきます。
メリットとして挙げられることは、解体費用がかからないことです。
目安としては、木造建築の場合、1坪で4〜5万円程度かかるため、30坪の家であれば、120〜150万円程度かかるでしょう。
デメリットとしては、瑕疵(かし)担保責任に問われる可能性が挙げられます。
瑕疵担保責任とは、購入した後に見えない欠陥が発見された場合、補修費用を払う責任のことです。
その欠陥の大きさによっては、解約、もしくは損害賠償を請求される可能性があるため、注意する必要があるでしょう。
1年間は、瑕疵担保責任について言及できます。
以上のことから、古家付き土地を売却するのに向いている方は、立地条件が良いところに家を持っている、または、魅力的な家を持っている場合でしょう。
立地条件が良い場合、入居者が自費で解体したり、リフォームしたりする場合が多いです。
立地が良いと言われる場所に住んでいらっしゃる方は、買い手が早く見つかるでしょう。
また、築年数が浅い家やデザイナー物件などの魅力のある家の場合、立地が多少悪かったとしても買い手が見つかりやすいでしょう。
□更地にして売却することについて
更地にして売却するメリットとしては、買い手がつきやすいことが挙げられます。
更地を買い取ってくれる方は、不動産会社や新築を検討している方など多くいらっしゃいます。
更地は需要が高いため、高く売却できるでしょう。
更地にするデメリットとしては、解体費用がかかることです。
古家付き土地の売却におけるメリットでお伝えしたように、多くの解体費用がかかります。
木造で作られているのか、浄化槽があるのかなどで費用は変わってくるため、売却の際には早めに見積もりを出すと良いでしょう。
1坪あたり、木造の場合は4〜5万円、鉄骨造の場合は6万円、鉄筋コンクリートの場合は7万円程度かかると言われています。
また、固定資産税が高くなるというデメリットもあります。
土地に家がある場合、敷地面積の200平米までは固定資産税が6分の1、200平米を超えると3分の1です。
しかし、家がない場合は、固定資産税の割引がないため、多くの費用がかかるでしょう。
すぐに買い手が見つからないと思う土地を売却する場合、考慮に入れる必要があります。
更地にするのに向いている方は、劣化が進んでいる家や、別の土地活用が考えられる場所に家を持っている方です。
カビが繁殖している家や穴が開いている家を買う方は少ないため、劣化が激しい場合は更地にすることをお勧めします。
また、駐車場や農地として再び利用できると考えられる場所に家がある場合、解体した方が良いでしょう。
需要がある場所の土地を駐車場として活用すると、固定収入が見込めます。
その場所に特有の特徴が何かあるのか考えると良いでしょう。
□まとめ
今回は、空き家の売却方法について紹介しました。
大きく分けて、空き家の売却方法は2つあり、それぞれにメリットとデメリットがあることがわかったと思います。
自分が所有している家の築年数や、その立地は人気があるのかなどを考慮に入れて、どちら方法が自分に向いているのか考えていきましょう。
2020.08.21
不動産コラム
米子市在住の方で「実家を使わなくなって売却したいけど、どのように進めていけば良いのかわからない」と悩んでいらっしゃる方はいませんか。
実家の売却において、いくつかの点に注意しながら進めていく必要があります。
そこで今回は、実家の売却の注意事項と手順を紹介します。
□実家の売却での注意事項について
実家を売却すると決めたら、まず初めに確認することを4つ紹介します
1つ目は、遺言書を確認しましょう。
もし、売却予定の実家が相続した家である場合、遺言書の確認が必要です。
遺言書には、遺産の取り分や相続させたく無い人について、相続させたい第三者の存在が書かれている場合があります。
そこに記載されていることは、大きな効力を持っているため、確認しましょう。
2つ目は、名義を自分に変えることです。
遺言書に従って自分が相続することになった場合、相続登記をして名義を変更しない限り、実家は売却できません。
名義は自動で変わるわけではないため、手続きを踏んでいく必要があります。
相続登記をするためには、多くの資料を準備する時間と手間がかかるため、司法書士に依頼するケースが多いです。
費用は5万円程度かかるでしょう。
3つ目は、隣家との境界線を確定させることです。
古い実家でよく見られることですが、隣家との境界線が曖昧になっていることがあります。
境界線を明確にしないまま実家を売却すると、買手と隣家が敷地の境界線でトラブルに発展する可能性があるでしょう。
境界線を確定するには、計量士と呼ばれる専門家に依頼して行う必要があります。
この際は、隣家の立ち合いのもとで行うようにしましょう。
4つ目は、内覧のために実家を片付けておくことです。
実家が使える状態になって初めて、購入を検討している方が内覧にきます。
せっかく検討してくれているのにもかかわらず、片付けが終わってないことが原因で内覧ができないといった事態は避けるようにしましょう。
また、査定前には入念に掃除をする必要があります。
誰も住んでいない期間が長い場合、一目では気づきにくい場所が老朽化している可能性があるでしょう。
掃除をする際は、自力で行う方法と専門家に依頼する方法があります。
日頃忙しくて片付けをする時間がない場合や、どこに注意して掃除をしていけば良いかわからない場合は、専門業者に依頼すると良いでしょう。
もし、実家にある仏壇を処理する場合、魂抜きや御礼抜きの供養をする必要があります。
この場合は、お坊さんに依頼しましょう。
□実家の売却手順について
上記で紹介した売却前の注意事項の確認を終えたら、売却に移ります。
まず初めに、不動産会社に査定を依頼することから始めていきます。
査定を依頼して、どのくらいで売れるのかを知りましょう。
物件の図面や定期点検、リフォームが行われたかなどの記録があると、スムーズに進められるでしょう。
長い期間放置され劣化が進んでいた場合、売れにくくなるため、安くなります。
売却を決めているのならば、早めに査定を申し混むと良いでしょう。
次に、仲介会社と売却価格を決めていきます。
仲介会社を決める際は、売却価格以外にも注目するようにしましょう。
例としては、相談がしやすいのか、歴史があり評判が良いのかなどが挙げられます。
売却価格を決める際は、相場と比べてどうなのかも意識しましょう。
低い場合はもちろんのこと、あまりに高い場合も、注意する必要があります。
最後に、買主と交渉し引き渡しに移ります。
買主と交渉する際、値引きの交渉が行われるでしょう。
その際、相手に合わせていくことは必要ですが、希望の価格で売れるように、売り手からも交渉することが大切です。
売却する前に、最低価格を決めておくと良いでしょう。
交渉を終えたら、契約書を記入していきます。
不動産会社に言われた必要書類を全て揃えたら、売却が完了します。
□売却にかかる期間について
ここまでで、どういったことに注意し、売却手順を踏んでいくのかわかったと思います。
次に、どのくらいの期間がかかるのか紹介します。
一般的には、3〜6ヶ月程度と言われています。
内訳としては、査定してもらい不動産会社に依頼するまでに1〜2ヶ月程度、売り出しに1〜3ヶ月程度、交渉して引き渡しまでに1ヶ月程度かかると言われています。
3〜6ヶ月というのは、あくまで平均です。
売却する実家の築年数や状態によっては、すぐに売れる場合もあれば、1年以上かかる場合もあるでしょう。
状態が非常に悪く、売れないことがわかったら、更地にしたり、リフォームしたりする必要があります。
売却にかかる期間は不動産の立地や状況、値段によって大きく左右されるでしょう。
期間について不安を感じる方は気軽にご相談ください。
□まとめ
今回は、実家の売却に関わる注意事項と売却手順を紹介しました。
売却前に行う必要があることを怠ると、後にトラブルに発展する可能性があります。
トラブルに発展しないためにも、作業手順に従って行なっていくようにしましょう。
2020.08.14
不動産コラム
空き家を売却するか検討していらっしゃる方はいませんか。
その際には、全ての物を片付けて、家を空っぽの状態にしておく必要があります。
今回は、その理由と処分方法について、米子市の不動産会社が紹介します。
□空き家の売却には片付けが必要である
空き家を売却する際、基本的に不用品は片付ける必要があります。
その理由としては、不用品が残っていることによって、トラブルに発展する可能性があるからです。
トラブルの例としては、処分費用を買い手と売り手のどちらが負担するのかで揉めた、不用品があることによって害虫が住み着きやすくなったなどが挙げられます。
ただし、エアコンやトイレの温水洗浄便座などは、処分しなくて良い場合もあるため、買い手と相談するようにしましょう。
相談する際に、残す不用品に不具合があった場合は、そのことに言及する必要があります。
不具合の存在を知っていながらも伝えなかった場合、瑕疵(かし)担保責任を追及される可能性があります。
瑕疵とは、通常備わっているはずの機能が欠けている状態のことで、雨漏りやシロアリ被害などが例として挙げられます。
購入した後にカシを発見した場合、売り手は損害賠償責任を問われたり、契約を解除されたりする可能性があるため、気をつけましょう。
小さな不具合であったとしても、買い手に伝えるようにしてください。
□片付け方法について
片付けの重要性がわかったところで、次に片付けの方法について紹介していきます。
ここでは、その方法を4つ紹介します。
1つ目は、不用品を売るという方法です。
傷が少ない場合や、使用歴が浅い場合などは、不用品を買い取ってもらえるでしょう。
売る場所としては、リサイクルショップやフリマアプリ、オークションサイトなどが挙げられます。
フリマアプリで売る際には、送料や梱包方法、荷物の重さなどを考慮に入れる必要があります。
不用品を郵送で送る場合は、時間と労力がかかることを頭に入れておきましょう。
リサイクルショップでは、値段がつかない場合も引き取ってもらえる可能性があります。
直接店に行って聞いてみたり、電話で確認したりすると良いでしょう。
また、ブランド品や装飾のついた家具を売却したい方は、専門の買取業者の利用をお勧めします。
買取業者は、リサイクルショップに比べて、高く買いとってくれる傾向にあります。
簡単に手に入るものかどうかを見極めてから、売却するようにしましょう。
2つ目は、不用品回収業者に依頼して引き取ってもらう方法です。
不用品回収業者は、家屋の解体準備や、空き家の整理を得意としています。
整理する時間がない方や、力がなく持ち運べる自信がない方は利用すると良いでしょう。
自分で時間を指定できるため、平日忙しい会社員の方は、回収業者に依頼するとスムーズに整頓できるでしょう。
注意しておきたいことは、無料で行うことをアピールする業者がいることです。
そのような業者の中には、物を移動する際や、トラックに積むごとにお金を請求する業者も存在します。
ネット上での口コミが良いのか、ホームページや電話番号が公開されているのかなどを確認するようにしましょう。
3つ目は、引越し会社に依頼して処分してもらう方法です。
全ての引越し会社が当てはまるわけではありませんが、引越し会社の中には、不用品の引き取りや処分をしてくれる会社もあります。
引っ越し代に加えて費用がかかりますが、手間と時間がかかりません。
引っ越しの依頼をする際に、不用品を処分するサービスを行っているのか確認すると良いでしょう。
4つ目は、自治体の粗大ゴミ収集センターに持ち込む方法です。
この方法では、費用の一部が税金でカバーされているため、安く済ませられます。
また、市町村が運営しているため、不法投棄される心配をすることなく、安心して任せられます。
ただし、指定場所に持って行ったり、利用券を購入したりという手間はかかるでしょう。
□費用を抑えるためには
自治体を利用したり、買取業者に買いとってもらったりする際には少ない費用で済みますが、引っ越し会社や業者に依頼すると費用が多くかかります。
その費用を抑えるコツとしては、荷物の量を減らすことです。
回収にかかる費用は、トラック1台分や不用品がトラックに占める面積によって計算されることが多いです。
そのため、荷物をできるだけ減らしておくことによって、費用を抑えられます。
また、解体作業がある場合は自力で行うことをお勧めします。
解体作業まで業者に頼む場合、その分の金額が請求されることがあります。
自分でできる作業は積極的に片付けておきましょう。
□まとめ
今回は、空き家の売却の際に片付けが必要な理由と、不用品の片付け方法について紹介しました。
片付ける方法はいくつか種類があるため、自分に合った方法を選ぶようにしましょう。
また、方法によっては費用が多くかかるため、できるだけ安く済ませられるように工夫していきましょう。
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