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米子市の方へ!空き家にかかる費用を解説します!
不動産コラム
2020.05.07
「相続した空き家ってどのくらい費用がかかるのだろう」
「実際にどんな費用を払う必要があるのだろうか」
このようにお悩みの方はいらっしゃいませんか。
実際に相続した空き家に個人差はありますが、費用がかかってきます。
そこで今回は、米子市の専門家が空き家にかかる費用や対処法を解説します。
□空き家の維持にかかる費用とは?
まず初めに、空き家を維持していくことを考えた場合、どのくらいの費用が必要なのかそれぞれの項目ごとに把握しましょう。
*固定資産税はどのくらい?
土地や家屋、償却資産などに課せられる地方税のことを指します。
税率は1.4%です。
例えば課税標準額が2000万円であれば、28万円の支払い義務が生じます。
*保険料金はどのくらい?
まず、保険料金といってもさまざまなものがあります。
その中でも代表的なものをご紹介します。
1つ目は火災保険です。
火災保険は会社によって料金は異なるでしょう。
また、火災保険はさまざまなものをカバーしており、火災だけではありません。
一般的な木造建築の場合、補償範囲が狭いプランで年間7000円ほどかかり、広範囲にわたってカバーしてくれるプランの場合は年間3万円ほどかかります。
2つ目は地震保険です。
地震保険は国が保険会社と共同で運営しているので、どこで加入しても違いはありません。
しかし、都道府県によって料金が異なります。
これは、地形による問題で、地震が起きやすい地域だと高くなりやすく、地震が起きにくい地域だと安くなる傾向があるので覚えておきましょう。
例えば、料金が高い地域である東京は、保険金額1000万円あたり1年間で耐火で2万2500円、非耐火で3万6300円となっています。
反対に、長野や群馬など保険料が安い地域では耐火で6800円、非耐火で1万4000円です。
*その他の費用はどのくらい?
ここまで固定資産税や保険にどのくらいの費用がかかるのか解説してきました。
しかし、実際にはそれらだけでなく水道や電気、ガスなどの基本料金に加えて住宅や土地のローンが残っていればそれらを支払う義務があります。
また、水漏れやガス漏れなどの事態が生じる可能性もあり、その場合追加の費用が必要になるでしょう。
具体的な金額は空き家の状態によってさまざまなので、一概には言えませんが、その他の費用で年間20万円から30万円ほどは見積もっておいたほうがいいでしょう。
*便利な空き家管理サービスとは?
ここまで、空き家を維持していくのに必ずかかる費用を解説してきましたが、自分たちでメンテナンスしていくのが難しいといった方もいらっしゃると思います。
そんな方たちが使える空き家管理サービスというものがあるのでご紹介します。
具体的には空き家の状態を確認し、どのような状態か報告してくれたり、実際に掃除や郵便物の転送まで請け負ったりしてくれます。
費用はプランによって異なりますが大体1ヶ月で5000円から1万円ほどでしょう。
もし、自分たちでメンテナンスしていくのが厳しいという方がいらっしゃれば、活用してみてください。
□実際のケースで空き家の維持にかかる費用を見てみよう!
先ほどはそれぞれの項目ごとにどれくらいの金額が必要なのか解説しました。
次に、実際のケースでの維持費をご紹介します。
紹介するケースは都内にあるマンションで、建物の占有面積が70平方メートル、共有部分の持分を加えた面積が90平方メートル、土地の持分面積が20平方メートルの場合です。
なお、土地評価額を900万円、土地持分評価額を1200万円とします。
まず、固定資産税に15万円、次に光熱費に3万6000円、管理費に18万円、修繕積立金に16万8000円で、年間にかかる費用の合計が53万4000円となりました。
ざっくりと空き家の維持費にはこのくらいの金額が必要になるでしょう。
□空き家は売却したほうがいい?
ここまで、空き家の維持費について解説してきました。
維持費について高いと感じた方も少なくないと思います。
そこで空き家を売却するという選択肢があります。
空き家を売却することで、毎年支払っていた固定資産税やメンテナンス費用を払う必要がなくなります。
それに加え、何か不備が起きたらその度に直す手間も省かれるでしょう。
しかし、1度売却してしまうと、再度住み直すことはできないのでよく考えてから決断しましょう。
空き家は売却したほうがいいかはそれぞれの状況によって変わりますが、手間が面倒な方や、毎年お金を取られるのが嫌な方にはおすすめします。
また、長期的な目線で見たときに、空き家はいずれ解体や建て直しなどの対策をするときがきます。
決断を先延ばしにしてしまうと、費用を多く払うことに加え、状態が悪化していきます。
そのような理由も加えて、特にこだわりがない方は売却することをおすすめします。
□まとめ
今回は、空き家の維持にかかる費用について解説しました。
使っていない家に毎年何十万もお金を使うのはもったいないので、何か対策を取るようにしましょう。
また、米子市にお住いの方で売却をお考えの方は、当社までぜひ1度お気軽にご相談ください。
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