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ローンが返せない時でも、不動産を高く売却できる任意売却とは?

不動産コラム

2019.03.03

親から相続した不動産などのローンがまだ残っていて困っているという方はいらっしゃいませんか。
ローンが払えなくなれば、ローン会社は負債を回収するために、担保にかけていた住宅を強制的に差し押さえて、それを競売をすることで資金を回収します。
しかし、差し押さえられたくないけど、ローンを支払い続ける余裕もないという方も多いと思われます。
そんな方にとっては、任意売却が一つの手となり得ます。

任意売却とは普段聞きなれない言葉ですが、一体どのようなものなのでしょうか。
今回は、差し押さえられた際の競売との違いについても解説していきたいと思います。

□任意売却とは

任意売却とは、住宅ローンなどの借りたお金が負債として残っているけれど返済が難しくなった場合に、不動産会社が債務者と債権者が納得のいく価格で売買を成立させることです。

□任意売却のメリット

不動産の売却後も負債の残る任意売却ですが、そのような任意売却のメリットはどこにあるのでしょうか。

*公開されない

任意売却での販売の方式は通常の売却と同じです。
ローンが返済できずに競売にかけられてしまうと、競売物件であることは裁判所であったり、インターネットなどで公開されるので、ご近所の方にばれてしまう可能性も高まります。

*高く売却できる

競売に比べると、任意売却の方が高く売却できる確率が高いのです。
競売においては、売却価格の決定に自らの意思を反映させることはできません。
しかし、任意売却の場合は通常の売却方法と同じなので、競売に比べると高く売却できる確率が高まります。

*売却時期が設定できる

競売にかけられると強制的に立ち退きなどを行う必要があり、明け渡しまでの計画を立てることができません。
しかし任意売却だとそれらの計画も立てておくことができます。

□任意売却後について

任意売却後も負債は残ったままになる任意売却ですが、基本的に残りの負債は金融機関などとの協議の上でできる範囲から返済していくことになるでしょう。
どうしても支払うことができないのであれば、自己破産の申し立てを行うというのも一つの選択肢です。

自己破産を行うと、債務がすべて免責されるので、金銭的だけでなく精神面でも余裕が生まれることになります。
可能な限りでは返済を行うようにしましょう。

□まとめ

任意売却は、ローンなどの負債が残ったまま不動産を売却する方法です。
任意売却にはさまざまなメリットがありますが、負債が免除されるわけではありません。
負債がどうしても払えないという場合にのみ自己破産という方法を選択しましょう。

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