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空き家をそのまま放置することのデメリットとは?
不動産コラム
2019.02.11
ご両親が亡くなってしまい、空き家が資産として残っている場合、それを相続するかどうかは迷ってしまいますよね。
それはやはり空き家を維持管理することはコストがかかるからです。
ではとりあえず相続だけして、放置しておくことはどうなのでしょうか。
今回は、空き家を放置することのデメリットをご紹介します。
□資産としての価値の低下
土地のように時間の経過とともに価値が変化しにくいものと違い、家というのは必ず老朽化していきます。
ましてや、住む人がいない状態で放置をしておくと、余計に老朽化が進んでしまいます。
のちに家を売却しようと考えた時、老朽化してしまっているので、その価値はかなり下がってしまいます。
□近隣の住宅とのトラブル
空き家の老朽化が進むと、極端な例では倒壊などの危険性があります。
そうなった場合に他の家を巻き込んでしまうと、もちろん管理責任が問われることになります。
さらに、倒壊とまではいかなくても、突風などの災害で、家の一部の部分が他人の家に飛んで行ってしまった場合でも、損害の賠償が請求されたりして思わぬトラブルの原因になってしまう可能性があります。
□税金のデメリット
空き家であっても固定資産税などの税金は納める必要があります。
さらに、特定空き家というものに指定されてしまうと、税金面での優遇措置は一切なくなり、通常の6倍程度の税金が課されてしまいます。
特定空き家とは、植物が生い茂っていたり、人が長年出入りしてないような空き家で、不法侵入などによるたまり場になる恐れのある空き家のことです。
□放置によるデメリットをなくすには
空き家を放置することはさまざまなデメリットがあることがわかりました。
それではこのデメリットをなくすには、どのような手が考えられるのでしょうか。
*相続を放棄する
相続を放棄すると、空き家などの維持管理コストのかかる資産を相続する必要がなくなります。
一方で、相続放棄はすべての資産に対して相続権を放棄することになるので、他に資産があっても受け取れなくなってしまいます。
*空き家を売却する
長年放置してしまうのならば、資産価値のあるうちに売却したほうが、メリットは大きいです。
空き家を高く売りたい場合は、綺麗に掃除をして、照明を変えるだけでも印象が変わり、不動産会社にも高値で評価される可能性が高まります。
□まとめ
空き家を放置することにはやはりデメリットがたくさんあります。
そのデメリットをなくすには、相続を放棄することや早めに売却をするという手が考えられます。
どちらの方がご自身にとって利点が多いかも考えてくださいね。
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