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空き家が倒壊した際のリスクや責任ってどうなるの?管理方法もご紹介!
不動産コラム
2024.01.01
空き家の問題は、多くの人々にとって身近な問題です。
特に所有者や相続人、さらには近隣住民にとって、空き家が倒壊するリスクやその際の責任問題は大きな不安材料となっています。
今回は、空き家倒壊のリスクと責任の所在、そして未然防止策についてご紹介します。
□空き家倒壊のリスク3選!
空き家が倒壊するリスクにはさまざまなものがあります。
その中でも特に注意すべき3つのリスクを挙げ、それぞれのリスクについてご紹介します。
1:外壁崩壊
・主な原因
外壁が崩れ落ちる主な原因は、壁材や下地材の劣化です。
長年の風雨に晒されることで、これらの材料が弱くなり、やがて崩壊に至ります。
・発生するリスク
崩れる規模によって被害の大きさは異なりますが、大規模なものだと、人の安全にも影響を及ぼす可能性があります。
例えば、2階の壁が崩れ落ちる事態は、下にいる人にとって非常に危険です。
2:屋根落下
・主な原因
屋根が落ちる主な原因は、部材の腐食です。
特に天井裏の部材がダメになり、屋根を支えきれなくなることがあります。
・発生するリスク
屋根が落ちてしまうと、家そのものの価値が大きく低下します。
最悪の場合、家全体の取り壊しが必要になることもあります。
3:自然災害による被害
・主な原因
台風や地震などの自然災害は、空き家に大きなダメージを与えます。
風には、下から押し上げる力と下に押し付ける力の2通りの力が建物への影響として考えられ、特に下から押し上げる力が建物に大きな影響を与えます。
特に、建物の部材強度が弱まっていると、被害のリスクが高くなるのです。
・発生するリスク
台風のように大変強い力の場合では、屋根が下から押し上げられ、飛ばされるリスクがあります。
また、地震で特に大きな横揺れがある場合、建物自体が倒壊する可能性があります。
□空き家倒壊した際には誰の責任になるの?
空き家が倒壊した際の責任の所在は、主に空き家の所有者にあります。
ここでは、空き家が倒壊した場合に所有者が負う責任についてご紹介します。
*所有者の賠償責任
空き家が倒壊し、近隣の建物や通行人に被害が及んだ場合、その責任は基本的に所有者が負うことになります。
この損害賠償は、場合によっては非常に高額になることがあります。
*賠償事例のご紹介
例えば、空き家が倒壊し、近隣建物に被害が及んだ場合を考えることとします。
この場合、倒壊した空き家の解体費用だけでなく、被害が及んでしまった近隣建物への損害賠償費用も発生します。
これには家財の損害賠償も含まれ、その額は被害の具合によって大きく異なります。
また、空き家が倒壊した際に通行人に損害を与えてしまった場合では、近隣建物への被害と同様の解体費用と同時に、被害者への損害費用の負担が必要です。
*保険の対象外の可能性
空き家状態では、火災保険の対象外となるケースが多いです。
そのため、被害が発生した場合、所有者は大きな損害負担に直面することになります。
□空き家の倒壊を未然に防ぐ6つの管理方法
空き家の倒壊を未然に防ぐためには、適切な管理が不可欠です。
ここでは、空き家の倒壊を防ぐための具体的な管理方法を6つ紹介します。
1:換気をこまめにしておく
換気は、室内の環境維持に不可欠です。
窓やドアを定期的に開け、室内の空気を新鮮なものに入れ替えることで、カビやホコリの蓄積を防ぎます。
このようにして室内の壁や床の傷みを遅らせられます。
2:日頃から近隣住人にあいさつをしておく
空き家の存在は近隣住民に不安を与えることがあります。
定期的に近隣住民とコミュニケーションを取ることで、トラブル発生時の協力を得やすくなります。
3:外の清掃と破損個所がないかの確認
外壁や屋根など、外部の清掃と破損のチェックは非常に重要です。
定期的に清掃と確認を行うことで、小さな問題を早期に発見し、大きなトラブルに発展するのを防げます。
4:室内清掃をする
室内を定期的に清掃することで、ホコリやカビの蓄積を防ぎます。
また、ドアの開閉をチェックすることで家の傾きのような建物自体の問題も早期に発見できるようになります。
5:水漏れや悪臭がないか確認する
水回りのチェックは、水漏れや悪臭の発生を未然に防ぎます。
特に、使用していない水道管は定期的に水を流し、サビや悪臭の発生を防ぎましょう。
6:害虫対策や草刈りも忘れずに行う
空き家には害虫が繁殖しやすく、これが近隣住民への迷惑となることもあります。
害虫対策として駆除剤を使用したり、草刈りや木の剪定を行ったりすることが重要です。
□まとめ
この記事では、空き家倒壊のリスクとその責任、そして倒壊を未然に防ぐための具体的な管理方法についてご紹介しました。
空き家倒壊の主なリスクとして外壁崩壊、屋根落下、自然災害があり、これらは建物の劣化や外部要因によって引き起こされます。
空き家が倒壊した場合、その責任は所有者が基本的に負います。
特に、空き家が近隣建物に被害を及ぼした場合や通行人に損害を与えた場合、その賠償責任は非常に大きくなります。
空き家倒壊を未然に防ぐための管理方法を行い、所有者自身のリスクを減らすことが重要です。
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