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家を退去する時に立ち合いって必ず必要?当日までの流れと間に合わない時の対策

不動産コラム

2024.04.13

賃貸物件からの引越しは、新生活への期待とともに、多くの手続きや準備に追われる忙しい時期です。
その中でも、特に退去時の立ち合いは、賃貸生活の終わりを締めくくる重要なプロセスですが、都合によっては立ち会えない方もいるかもしれません。

そこで、今回の記事では、そんな時でも安心して過ごせるよう、退去立ち合いの基本から、準備方法・どうしても参加できない場合の対処法までをご紹介します。

□引っ越し前の退去立ち合いって何するの?

退去立ち合いは、賃貸物件を引き渡す時に行われる重要な手続きのことで、主に室内の状態を確認し、必要な修繕や費用負担に関する説明を行います。
立ち合いの目的は、物件の現状を正確に把握し、入居中に生じた可能性のある損傷や変更点を確認することです。
ここでは、退去立ち合いの流れとその重要性をご説明します。

1:立場別、退去立ち合いの重要性

貸主側にとって、立ち合いは物件が原状に戻されているか、また次の入居者に提供するための準備が整っているかを確認する機会です。

一方、借主にとっては、適切な修繕が行われ、不当な費用負担を回避するための保証と活用できます。
特に、入居前に物件の状態を写真に記録しておくことは、後の確認で非常に役立ちます。

2:立ち合い当日の流れ

立ち合いは、引越し業者が全ての荷物を運び出した後、物件が空の状態で行われるのが通常です。

物件の担当者と一緒に室内を巡り、キズや損傷・設備の状態などをチェックします。
この時、指摘された点については、入居前からのものか、それとも入居中に生じたものかをはっきりさせることが求められます。
最終的には、両者が納得の上で修繕費用の負担について合意し、その証としてサインを交わします。

立ち合いは、賃貸生活の終わりにおける公正な手続きを保証し、双方の納得と理解のもと、スムーズな物件の引き渡しを可能にします。
したがって、借主はこのプロセスに適切に備え、貸主との間で良好な関係を維持することが重要です。

□立ち合い日までの準備

退去立ち合いに向けての準備は、新居への引越し作業と並行して進める必要があるため、計画的に準備を進めることで、スムーズに退去プロセスを終えられます。
ここでは、退去立ち合いまでに行うと良い準備について解説します。

*退去立ち合い日を決める

新居への引越し日が決まったら、次に行うべきは、現居を管理している不動産会社への退去通知です。
この時、退去通知が遅くなってしまうと、新旧両居の家賃が重複する期間が長くなり、余計な出費を招いてしまうため注意しましょう。

退去通知の時期にお悩みの方は、引越し日が決まってから速やかに立ち合い日の希望を伝えることをおすすめします。
また、立ち合い日は、引越し日と同じ日に設定することで、効率よく一連の手続きを完了させられます。

*部屋の掃除をする

退去立ち会いにおいて、部屋の清掃状態は重要なポイントです。
入居期間中に適切な掃除が行われておらず、カビや汚れが酷い場合には、修繕費用の請求が発生する可能性があります。
そのため、浴室のカビや水まわりの水垢・コンロや換気扇の油汚れなど、日常的に汚れの溜まりやすい箇所を重点的に掃除しておきましょう。

*退去立ち合いに必要なもの

退去立ち合いでは、原状回復についての確認が行われます。
賃貸借契約書や入居時に撮影した写真・返却する鍵などをあらかじめ用意しておきましょう。
これらを事前に準備しておくことで、立ち合い当日に慌てることなくスムーズに手続きを進められます。

□立ち合いに間に合わない時ってどうする?

退去立ち合いは、賃貸契約の終了に際して、物件の状態を確認し、修繕が必要な箇所を決定するために行われます。

しかし、予定の都合が合わず、どうしても立ち合いに参加できない方もいるかもしれません。
そこで、ここでは立ち合いに参加できない時のために知っておくと良いポイントを3つ解説します。

1:立ち合いに法的な義務はない

引っ越しに伴う退去立ち合いは、法律で義務付けられている手続きではありません。

ですが、立ち合いを行うことで、双方が納得できる修繕費用の決定が行えるため、原状回復や修繕費用に関するトラブルを避けるためには、参加することをおすすめします。

2:どうしても出席できない場合は代理人を立てよう

万が一、立ち合いに参加できない場合は、大家や管理会社に事情を説明し、日程の変更を依頼するか、信頼できる代理人を立てることが1つの解決策です。

ただし、代理人が了承した事項は、後から変更できないため、代理人には、退去に関する責任を持って立ち合いを行ってもらう必要があります。

3:立ち合いに参加できない場合の記録の残し方

立ち合い時に代理人も立てられない場合は、部屋の状態を写真に撮影して、証拠を残しておくようにしましょう。
これにより、後日、修繕費用に関するトラブルが発生した時に、入居時と退去時の物件の状態を証明できます。

□まとめ

退去立ち合いは、賃貸契約の終了時に行われる重要なプロセスです。
立ち合いに参加することで、原状回復や修繕費用に関するトラブルを防げます。

しかし、どうしても参加できない場合は、代理人を立てるか、証拠となる記録を残しておくことが重要です。
退去立ち合いに備えて、事前の準備をしっかりと行いましょう。

現在、米子市周辺にお住まいの方で、引っ越しやそれに伴う手続きについてお悩み方がいましたら、ぜひ当社までご相談ください。

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